自転車 1.5mは義務?2026年新ルールと追い越し対策

自転車にまつわる出来事

「自転車 1.5m」って、最近よく見聞きしませんか?🚲
車に追い越される瞬間にヒヤッとしたり、幅寄せっぽく感じたり…。
「この距離で本当に安全?」と不安になる人は多いはずです。

そして2026年4月1日から、ここに直結する“新ルール”がスタートします。
自動車が自転車の右側を通過するとき、
十分な側方間隔が取れないなら、間隔に応じた安全な速度で通過する――つまり、無理な追い越しを抑える方向でルールが強化されます。

先に結論だけ言うと…

「1.5m」は法律の固定値というより、安全な側方間隔の“目安”として語られる数字です。
ただし改正で「間隔が足りないなら減速して安全に通過する」考え方が明確になり、
狭いまま強引に追い越す運転はより問題になりやすくなります。

この記事では、
・2026年の新ルールで何が変わるのか
・「1m〜1.5m」がなぜ目安として出てくるのか
・車と自転車、それぞれが事故を減らすためにできることを、初心者でも分かるように整理します。

自転車 1.5m 追い越し 側方間隔のイメージ

※「側方間隔」と「減速」がポイントになります

第1章|2026年の新ルールで「自転車 1.5m」が重要になった理由

まず押さえたいのは、今回のテーマの主役は「1.5mという数字」そのものではなく、側方間隔が足りないなら減速して安全に通過するという新ルールの考え方です。

2026年4月1日から、自動車等が自転車等の右側を通過する際、両者の間に十分な間隔がないときは、その間隔に応じた安全な速度で進行しなければならない――という規定が整備されます。

この章の結論
・「十分な間隔がないなら減速(徐行レベルも含む)」が基本になる
・狭いまま強引に追い越すほど、事故リスクが跳ね上がる
・その“分かりやすい目安”として1m〜1.5mが語られやすい

新ルールの要点:車だけの話じゃない

今回の改正は「車が気をつける」だけではなく、自転車側にも協力義務が整理されています。

  • 自動車等:自転車等との間に十分な間隔がないときは、間隔に応じた安全な速度で進行する
  • 自転車等:十分な間隔が取れない状況で車が右側を通過するときは、できる限り左側端に寄って通行する

つまり、道路の幅や状況で「距離が確保できない」場面を前提にして、双方の動き方をルール化したイメージです。

なぜ「1m〜1.5m」が目安として出てくるの?

法文は「十分な間隔」という表現で、道路状況や速度によって変わる考え方です。
一方、現場で行動に落とし込むには“分かりやすい目安”が必要なので、解説や啓発では1m〜1.5mが目安として語られることがあります。

目安が必要な理由(リアルに起きること)
・自転車は段差・風・路面で数十cmズレる
・歩行者や対向車の動きで、回避スペースが一気に消える
・近すぎる追い越しは、接触しなくても転倒を誘発しやすい

だからこそ、「距離が取れないなら、無理に抜かない / 抜くなら減速して安全に」へルールが寄ってきたわけです。

自転車側が“今日から”できる実践ポイント

新ルールで自転車側にも「できる限り左側端に寄る」考え方が整備されます。ただし、左端が危険なこともあるので、ここは現実的に運用しましょう。

  • 路肩が荒れている/段差が多い場所は、無理に左に寄りすぎない(転倒リスク優先)
  • 後方確認できる装備(ミラー等)があると「寄れる場面/寄れない場面」の判断がラク
  • 狭い道は「抜かせない」のではなく「安全に抜けるタイミングを作る」意識(待避スペースで譲る等)

第1章まとめ
・2026年4月1日から、側方間隔が足りないなら「間隔に応じた安全な速度」で通過する考え方が強化される
・「1m〜1.5m」は固定の義務値というより、行動に落とし込むための目安として扱うのが安全
・自転車側も「できる限り左側端」に寄る考え方が整備。無理せず安全優先で運用する

次の章では、「違反になりやすいのはどんな追い越し?」「実際どこまで減速すべき?」を、具体シーン別に分解していきます。

第2章|違反になりやすい追い越しと正しい対応

2026年の改正でポイントになるのは、「間隔が足りないなら減速する」という考え方です。

つまり、これまで曖昧だった“危ない追い越し”が、より明確に問題視されるようになります。

この章の結論
・距離が足りないのにスピードを落とさない追い越しはNG
・「接触していない=安全」ではない
・自転車側も“位置取り”と“譲り方”で事故は防げる

違反になりやすい危険な追い越し

まずは、実際にトラブルになりやすいパターンを見ていきましょう。

よくある危険パターン
・自転車のすぐ横をスピードを落とさず追い越す
・対向車がいるのに無理に追い越す
・左に寄せすぎて幅寄せ状態になる
・交差点直前で急いで抜く(巻き込みリスク)
・雨の日や夜間でも同じ距離・速度で抜く

これらはすべて、「十分な間隔がないのに安全な速度で通過していない」状態です。

自転車 危険な追い越し 幅寄せ イメージ

※距離不足+スピード維持が最も危険

「接触してないからOK」はもう通用しない

よくある誤解ですが、「ぶつかってないから問題ない」は危険な考え方です。

実際には、風圧や恐怖によるバランス崩れで、自転車が転倒するケースもあります。

接触しなくても起きる事故
・追い越し時の風圧でふらつく
・驚いてハンドル操作を誤る
・路肩に逃げて段差で転倒
・後方確認中にバランスを崩す

だからこそ、「間隔+速度」の両方が重要になります。

狭い道ではどうするのが正解?

現実問題として、日本の道路は狭い場所も多いですよね。

この場合の正解はシンプルです。

  • 無理に抜かない(待つ)
  • 抜くなら減速して慎重に
  • タイミングが来るまで我慢する

数秒待つだけで事故リスクは大きく下がります。

自転車側ができる「事故を防ぐ動き」

自転車側も、少し意識を変えるだけで安全性が大きく変わります。

自転車の実践ポイント
・路肩が危険な場合は無理に左に寄りすぎない
・安全に譲れる場所で後続車を先に行かせる
・フラフラ走らず、安定したラインを維持する
・ミラーなどで後方確認を習慣化する

「寄る=安全」ではなく、「安全に寄れる状況か」が大事です。

第2章まとめ
・距離が足りないまま減速せずに追い越す行為は、今後より問題視される
・接触していなくても事故は起きる(風圧・恐怖・バランス崩れ)
・狭い道では「無理に抜かない」が最も安全な選択
・自転車側も位置取りと譲り方で事故を防げる

次の章では、「実際どれくらいの距離・速度なら安全なのか?」を具体的なシーン別に分かりやすく解説していきます。

第3章|安全な距離と速度の目安【シーン別】

ここまで読んで、「じゃあ実際どれくらい空ければいいの?」と思った方も多いはずです。

結論から言うと、距離は固定ではなく“状況で変える”のが正解です。

この章の結論
・基本の目安は「1m〜1.5m」
・距離が取れないなら“減速”が必須
・危険な場所ほど距離を広げる意識が重要

基本の距離と速度の考え方

まずベースとなる考え方を整理します。

基本ルール
・1m〜1.5m確保できる → 通常走行でOK
・1m未満 → 減速(徐行レベル)
・距離ほぼゼロ → 追い越さない(待つ)

この判断ができるだけで、安全性は一気に上がります。

自転車 安全距離と減速の目安 図解

※距離と速度はセットで考えるのが重要

シーン別:安全な距離の目安

状況ごとに、適切な距離は変わります。

よくあるシーン別の目安
・広い直線道路 → 1.5m以上確保が理想
・狭い道路 → 減速しながら慎重に通過
・交差点付近 → 抜かない(巻き込み防止)
・歩行者がいる → さらに距離を広げる
・雨・夜間 → 通常より距離を多めに

「危険が増える場面ほど、距離も増やす」これが基本です。

減速の目安(どこまで落とす?)

ここもよく疑問に思われるポイントです。

結論としては、「止まれる速度」が基準になります。

減速の考え方
・いつでも止まれる速度まで落とす
・相手が急に動いても回避できる速度
・迷ったら“遅すぎるくらい”でOK

特に自転車の横を通るときは、「スピードを落とす」だけで恐怖感を大きく減らせます。

やってはいけない判断

逆に、事故につながりやすいNG判断も押さえておきましょう。

  • 「ギリギリだけどいけるだろう」で抜く
  • スピードを落とさず一気に抜く
  • 対向車が来てるのに強引に追い越す
  • 交差点前で急いで抜く

この判断が一番危険です。

第3章まとめ
・目安は1m〜1.5mだが、状況で変えるのが正解
・距離が足りないなら減速(または待つ)
・「止まれる速度」が安全の基準
・迷ったら抜かない判断が最も安全

次の章では、「事故が起きやすい危険ポイント(ドアリング・交差点など)」を具体的に解説していきます。

第4章|事故が起きやすい危険ポイントと回避方法

「距離」と「速度」を意識していても、場所によっては事故リスクが一気に高まります。

ここでは、自転車事故が起きやすい代表的なポイントと、その回避方法を具体的に解説します。

この章の結論
・危険な場所では「距離+減速+抜かない」が基本
・事故は“いつもの道”で起きやすい
・場所ごとのリスクを知るだけで事故率は大きく下がる

① ドアリング(最も多い事故)

最も多いのが「ドアリング」です。

駐車車両のドアが突然開き、自転車が避けきれず衝突する事故です。

ドアリングの特徴
・完全に“予測できないタイミング”で発生
・避けるスペースがないと回避不可
・車道寄りに逃げると別の事故リスク

この事故は、「距離不足」でほぼ防げなくなります。

自転車 ドアリング 危険 イラスト

※駐車車両の横は“必ず危険”と考える

対策としてはシンプルです。

  • 駐車車両から1m以上距離を取る
  • 距離が取れないならスピードを落とす
  • 人が乗っている気配があれば特に警戒

② 交差点・巻き込み事故

交差点は、事故リスクが一気に上がるポイントです。

特に危険なのが「左折巻き込み」です。

危険ポイント
・車が左折時に自転車を見落とす
・自転車が直進しようとして接触
・信号無視や急な動きが重なるとさらに危険

ここでは「抜く・抜かれる」の判断自体が危険です。

  • 交差点前では追い越しをしない
  • 車の動きを優先して観察する
  • 無理に前に出ない

③ 狭い道路・路肩

日本の道路で多いのがこのケースです。

「そもそも1.5m空けるスペースがない」状況ですね。

危険要因
・路肩の段差や砂利
・対向車で逃げ場がない
・無理な追い越しで接触リスク

この状況で一番危険なのが「強引に抜く」ことです。

  • 抜けないなら無理に抜かない
  • 減速してタイミングを待つ
  • 自転車側も譲れる場所で譲る

第4章まとめ
・ドアリング、交差点、狭い道は特に危険
・危険な場所では「距離+減速+抜かない」が基本
・判断を変えるだけで事故は大きく減らせる

次の章では、「事故を防ぐためのおすすめ装備(ミラー・ライトなど)」を紹介していきます。

第5章|事故を防ぐおすすめ安全装備

ここまで読んで、「気をつけるだけじゃ不安…」と感じた方も多いはずです。

実際、自転車は“人の注意力だけ”では限界があります。

この章の結論
・安全装備を使うだけで事故リスクは大きく下がる
・特に「後方確認」と「視認性」が重要
・コスパの良い装備でも十分効果あり

① バックミラー(最重要)

まず最優先でおすすめしたいのが「バックミラー」です。

後ろを振り返らずに車の接近を確認できるので、走行中の安全性が一気に上がります。

メリット
・後方確認がラクになる
・ふらつきが減る
・追い越しタイミングが分かる

自転車 バックミラー 装着 イメージ

※後方確認のストレスが一気に減る

🔎 後方確認をしやすくするならバックミラーもおすすめ

自転車は後ろから接近してくる車に気づきにくい乗り物です。 バックミラーを装着しておくと、振り向かなくても後方の車を確認できるため、 追い越し時の接触事故や幅寄せのリスクを減らすことができます。

今回の記事の内容とも相性が良い、コンパクトで見やすいミラーはこちらです。

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② ライト(昼でも重要)

ライトは「夜だけ使うもの」と思われがちですが、実は昼間でも効果があります。

“存在に気づいてもらう”ことが事故防止に直結します。

効果
・車からの視認性アップ
・交差点での見落とし防止
・雨・曇りの日に特に有効

自転車 ライト 昼間 点灯 イメージ

※昼間でも点灯すると事故率は下がる

🔦 昼間の視認性を高めたいなら高輝度ライトもおすすめ

自転車は夜だけでなく、昼間でも車から見落とされることがあります。 高輝度ライトを点灯しておくと、自分の存在に早く気づいてもらいやすくなり、 追い越し時や交差点でのヒヤリを減らしやすくなります。

特に「自転車 1.5m」のように安全距離を意識するなら、 距離だけでなく視認性を高める対策もあわせて行うのがおすすめです。

今回のテーマとも相性が良い、昼でも見やすいライトはこちらです。

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③ ヘルメット(万が一の備え)

最後に、命を守る装備として重要なのがヘルメットです。

2023年以降、着用は努力義務となっており、事故時のダメージを大きく軽減します。

ポイント
・転倒時の頭部保護
・軽量モデルなら違和感少ない
・通勤でも使いやすいデザインあり

自転車 ヘルメット 着用 イメージ

※万が一の備えで安心感が変わる(画像差し替えOK)

⛑ 万が一の事故に備えるならヘルメット着用もおすすめ

自転車事故では頭部を強く打つケースも多く、 ヘルメットを着用しているかどうかでケガのリスクが大きく変わると言われています。

2023年からは自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されており、 通勤や街乗りでもヘルメットを使う人が増えています。

普段使いしやすいシンプルなデザインのヘルメットはこちらです。

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第5章まとめ
・ミラーで「後ろの不安」を解消
・ライトで「存在を知らせる」
・ヘルメットで「万が一に備える」
・装備を使うだけで安全性は大きく変わる

最後に、この記事の内容をまとめながら「今日からできる行動」を整理していきます。

第6章|まとめ|1.5mルールで事故を防ぐために

ここまで、「自転車 1.5m」と2026年の新ルールについて解説してきました。

最後に、大事なポイントをシンプルに整理します。

この記事の結論
・1.5mは法律の固定値ではなく「安全距離の目安」
・距離が足りないなら減速(または待つ)が基本
・無理な追い越しは事故リスクを一気に高める
・状況に応じて「距離と速度」を変えることが重要

今日からできる3つの行動

難しいことは必要ありません。まずはこの3つだけ意識すればOKです。

  • 無理に追い越さない(待つ判断をする)
  • 距離が近いと感じたら減速する
  • 危険な場所では慎重に行動する(交差点・駐車車両付近など)

この3つだけでも、事故リスクは大きく下がります。

安全は「知識+準備」で変わる

今回のテーマである「1.5m」は、単なる数字ではありません。

“危険を回避する余白”を意識するための考え方です。

そして、その余白をさらに確実にするのが「安全装備」です。

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最後に
「少しの意識」と「少しの準備」で、事故は確実に減らせます。
あなた自身も、周りの人も守るために、今日から意識してみてください。

この記事を書いた人
Taz Yama

はじめまして!
東京在住の40代サラリーマン、
自転車ライフ研究家の、
Taz Yama(タズヤマ)です。

毎日の生活を「自転車」でちょっとだけ豊かにしています。

様々な自転車の悩みを持つ方へ、
“自転車で迷わない人生”を届けたいと思っています。

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