チャイルドシートとジュニアシートはどっちが良いか?使用上の注意とポイントまとめて13選!

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2024年8月22日(木)日本自動車連盟(JAF)は、チャイルドシートを使わず、シートベルトをした子供が死傷する事故の増加を受け、チャイルドシートの使用を推奨する基準を見直す。これまで身長140センチ未満を推奨していたが、来年に150センチ未満に引き上げる。チャイルドシートの着用義務をめぐっては日本は年齢で区切っているが、海外は身長を基準としている国が多い。

来年の推奨基準見直しに向けて今からでもできるチャイルドシートとジュニアシートの使い方を改めてまとめてみました。これを機会に大人である私達も復習し安全なカーライフを過ごしましょう!

チャイルドシートの正しい使い方

1. チャイルドシートの種類と選び方

チャイルドシートには、子供の成長に応じて3つの主要な種類があります。

  • 乳児用シート(ベビーシート): 新生児から1歳(体重約10kg、身長約70cm)までの乳児向けです。後ろ向きに設置し、頭と首をしっかり支えるデザインです。
  • 幼児用シート: 1歳から4歳(体重9~18kg、身長70~100cm)までの子供に適しています。前向きと後ろ向きの両方で使用できるタイプがあります。
  • 学童用シート: 4歳から12歳(体重15~36kg、身長100~140cm)までの子供に適しており、車のシートベルトを使用するタイプです。

2. チャイルドシートの取り付け方法

取り付け方法には大きく分けて2つあります。

  • シートベルト固定: 車のシートベルトを使ってチャイルドシートを固定する方法です。シートベルトがシートのガイドに通るように取り付け、ゆるみがないことを確認します。
  • ISOFIX固定: ISOFIXとは、車の座席とチャイルドシートを直接固定するシステムです。シートの金具部分に専用のコネクターを接続し、簡単かつ確実に取り付けができます。ISOFIX対応車両とチャイルドシートが必要です。

3. チャイルドシートの設置位置

  • 後部座席中央: 最も安全とされている位置です。側面からの衝撃を受けにくく、他の乗員との距離もあるため、事故時のリスクが減少します。
  • 後部座席左右: 助手席側(左側)が一般的ですが、ドライバーの視界を妨げない場所が推奨されます。後部座席が使えない場合は助手席も使用可能ですが、エアバッグが作動しないよう設定する必要があります。

4. ハーネスベルトの調整

  • 高さの調整: ハーネスベルトは子供の肩の高さに合わせる必要があります。乳児用シートの場合、肩より少し下に、幼児用・学童用シートの場合は肩より少し上に調整します。
  • タイトな固定: ハーネスベルトは子供の胸部にしっかりとフィットさせる必要があります。指が1~2本分しか入らない程度の締め具合が理想的です。
  • 胸クリップの位置: 胸クリップは子供の胸の中央、脇の高さに合わせます。これにより、事故時に体が前方に滑り出すのを防ぎます。

5. 使用時の注意点

  • 厚手の服を避ける: 厚手のジャケットやコートを着せたままチャイルドシートを使用すると、ベルトがしっかりと締まらず、安全性が低下します。寒い時は、シートに座った後にブランケットをかけるのが良いです。
  • 定期的な確認: チャイルドシートの取り付け状態やハーネスベルトの調整は定期的に確認します。また、子供の成長に合わせてシートの種類や向きを見直すことも重要です。

6. チャイルドシートの交換時期

  • 耐用年数: チャイルドシートには耐用年数があります。通常は6~10年ですが、メーカーによって異なるので、使用する前に確認してください。古いシートや事故に遭ったシートは交換が必要です。
  • 成長による変更: 子供が指定の体重や身長を超えた場合、次の段階のシートに移行する必要があります。例えば、乳児用シートから幼児用シート、そして学童用シートへと進んでいきます。

ジュニアシートの正しい使い方

1. ジュニアシートの種類と選び方

ジュニアシートは、成長した子供が大人のシートベルトを安全に使用できるようにするためのシートです。以下のような種類があります。

  • ハイバックタイプ: 背もたれとサイドガードがついており、頭部と上半身をしっかり保護します。側面衝突にも強く、長距離移動に向いています。
  • ブースタータイプ: 座面のみのシートで、子供の身長が低くてもシートベルトが適切な位置にくるように調整します。簡単に取り付けられ、軽量で持ち運びにも便利です。

2. ジュニアシートの設置位置

  • 後部座席: 安全のため、ジュニアシートは後部座席に設置するのが理想的です。特に中央席が最も安全とされていますが、座席の形状やベルトの位置によって左右どちらかに設置することもあります。
  • 助手席の使用: どうしても後部座席に設置できない場合は、助手席に設置することもできますが、その際はエアバッグの設定をオフにすることが推奨されます。

3. シートベルトの正しい使い方

  • シートベルトの位置調整:
    • 肩ベルト: 肩ベルトが首にかからず、肩にしっかりフィットする位置に調整します。ベルトが首に触れると、事故時に首を傷つける恐れがあるため、肩の中央から外側にかけてベルトが通るようにします。
    • 腰ベルト: 腰ベルトは子供の骨盤の低い位置に来るように調整します。お腹の上にベルトがかかると、事故の際に内臓を圧迫する危険があります。

4. ジュニアシートの高さ調整

ジュニアシートは子供の成長に合わせて高さを調整できるものが多くあります。肩ベルトの位置が常に正しい位置にくるように、シートの高さを定期的に見直します。また、頭部を保護するためのヘッドレストの位置も適切に調整します。

5. 使用時の注意点

  • シートベルトのねじれを防ぐ: シートベルトがねじれていると、正しい効果を発揮できません。取り付けの際には、必ずベルトがまっすぐ通っているか確認します。
  • 適切な衣服: 厚手の衣服や大きなアクセサリーは、シートベルトの装着に支障をきたすことがあります。子供には動きやすく、ベルトがしっかりとフィットするような衣服を選びます。
  • 長時間の利用: 長時間のドライブでは、ジュニアシートの座り心地も重要です。定期的に休憩を取り、子供が疲れたり、座り方がずれていないか確認します。

6. ジュニアシートの耐用年数と交換時期

ジュニアシートも使用期限があります。通常は6~10年ほどですが、メーカーによって異なります。定期的にシートの状態を確認し、シートベルトが摩耗していないか、プラスチック部分に亀裂が入っていないかをチェックします。事故に遭ったジュニアシートは、目に見える損傷がなくても交換するのが一般的です。

7. ジュニアシートの卒業タイミング

  • 身長と体重: 子供が身長140cm、または体重36kg以上になったら、ジュニアシートの使用を卒業できます。その際、大人のシートベルトが正しく装着できるか確認します。
  • シートベルトの位置確認: 大人のシートベルトを装着したときに、肩ベルトが肩に、腰ベルトが骨盤に正しくかかっているかを確認します。首に当たるようであれば、まだジュニアシートが必要です。

140cm未満で身長が足りない場合の対処法

ブースターシートの利用: 子供の身長が140cmに達していない場合は、ブースターシートを使用します。ブースターシートはシートベルトの位置を調整する役割を持ち、子供の安全を確保します。

まとめ

チャイルドシートやジュニアシートの正しい使い方を理解し、適切に設置・使用することは、子供の安全を守るために欠かせません。シートの種類や設置場所、シートベルトの調整など、細部にまで気を配ることで、万が一の事故から子供を守ることができます。子供の成長に合わせてシートを見直し、使用期限や損傷の有無を定期的にチェックすることも重要です。これらのポイントを押さえ、安全で快適なドライブを楽しみましょう。

この記事を書いた人
T.T

初めまして!
都内在住の30代男のT.Tです。
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4年制大学を卒業後、
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その後は、
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